バッティング ルーティンの重要性とは?イチロー選手など
ルーティンと言ったらイチロー選手が浮かびます。
私自身昔は「あんなのやったって変わらないだろう」と思っていました。
もちろんイチロー選手の動きをそのまま真似しても意味があるというわけではないです。
しかし私自身、打撃の際にある動きを毎回するようにしてから打席での気持ちの余裕などができて打率が上がりました。
そこで、ルーティンの必要性と効果を私自身の意見と解釈で説明したいと思います。
ルーティンの意味
まず私自身もそうでしたがルーティンなんて本当に意味があるのか?
なんて疑問を持つ人が多いと思います。
結論から言えば意味があると人もいますし、ない人もいるというのが私の答えです。
なぜルーティンを行うのか?それによってどんな意味が人それぞれあるのか。
この辺りをまず意識して行う事が重要になってきます。
ではルーティンにはどんな意味や効果があるのか?
ルーティンと聞くとやはりイチロー選手の打席での動きをイメージをする人が多いでしょうが、簡単に言えば同じ動きや行動を行うことでメンタル面の維持や自分の動きを常にしやすい環境を自ら作り上げていくものです。
球場によって、相手チームによって雰囲気や景色、相手投手のタイプなどは変わります。
そんな変わっていく環境の中で自分だけはいつもと変わらない動きををすることでいつもと変わらないパフォーマンスが出来る。
こういったメンタル状態や体の状態を作り上げる意味がルーティンにはあると私は思っています。
慣れない環境だったりすると精神状態が安定しないことって野球以外でもあると思います。
例えばホテルに宿泊するときに部屋の香りがいつもと違い落ち着かなかったりすること。
友人の家などに行った際にどこか落ち着かないようなこと。
こういった時に自分の部屋と同じ香りにできるものを持ち込んだり。
自分の部屋にもあるものを見て落ち着いたり。
ルーティンとはこういったことと同じようなことです。
もちろん他にも選手それぞれによってルーティンを行う意味があると思います。
メンタルの維持だけでなく、動作の確認など目的はなんだっていいです。
ただし少なからずルーティンを行うことは意味のないことではないでしょうし、打席でいろいろと考えてしまう人は毎回同じ動きをすることで自分のペースでバッティングが出来るようになることだってあります。
どんな動きをすれば良いのか?
ではルーティンとして行う動きや動作はどんな動きをすれば良いのか?
これについてははっきり言えば正解はないです。
皆がイチロー選手と同じ動きをすれば打てるようになるわけでもないですし、メンタル維持が出来るようになるわけでもないです。
大事なのは私としては打席の中でルーティーンをやるぞ!と強く決めて行う動きよりも自然と出るような動きをルーティンとして取り入れるのが良いのではないかと思っています。
私自身の場合ですと、打席に入ってからまず屈伸をし、右足、左足の順に足を構えの位置に置くという動きをルーティンにしていました。
屈伸は元々打席に入る前に自然と行っていたことで、それに加えて足を置く順番を決めることで打席で同じ動きをするようになりました。
一度屈伸をしておき筋肉の緊張をほぐし、毎回同じ動きをすることで自分のペースでバッティングをする。
こんな目的を持って私はルーティンを行っていました。
何気ない動きや、無意識にやっている動きを意識的に取りれてみると良いかもしれませんね。
他にもルーティン動作というのは何も動きだけではないです。
例えば何かを見つめることでメンタル維持をさせる選手もこれまでいました。
その選手は打席に入ると必ずピッチャー、ショート、セカンドの順で守備位置確認の意味も含めて見るというのをルーティンにしていたそうです。
動きでなくても、試合であればピッチャーショートセカンドは自分の状態に関わらず必ずいますよね。
それを同じ順番で毎回見ることで落ち着けるようにしていたそうです。
このように動きだけでなく、何かを見ることをルーティンにしてもいいですし、毎回でなくてもある特定の状況の時だけ落ち着くためにルーティーンを取り入れる人も多いです。
ルーティンの注意点
最後にルーティンの注意点を紹介します。
ルーティンとはただやれば効果や意味があるものでもないですし、すぐに効果が出るものでもないです。
まずは同じ動きを繰り返すこと、そしてその動きをすることで自分がリラックス出来たり、落ち着くことが出来るということを脳に覚えさせることがあります。
そういう意味でルーティン動作を意識的ではなく、無意識に出るようになったら本当の意味で意味や効果のあるルーティン動作になるはずです。
最初は意識的に行っていく形になると思いますが、その動きをする中でリラックスが出来るように意識しをしてください。
間違っても頻繁にルーティンを変えて、何か動きをすることが目的になるということだけは注意してください。