野球 素振りに使用するバットはどんなものが良いのか?
野球のバッティングにおいて最も基本的な練習と言われ、簡単に場所をあまり選ばず出来るのが素振りです。
素振りのの効果や意味などについては色々な意見や考え方がありますが私は素振りはやり方さえ間違わなければ非常に効果のあるバッティング練習だと思っています。
そんな素振りで意外と重要だと考えているのが使用するバットです。
素振り時に様々なバットを使う人を良く見かけます。
重たいバットで素振りをしてみたり、逆にものすごく軽いバットで素振りをしている選手もいます。
もっと細かく分ければ短いバットで素振りをしている選手もいますし、長いバットで素振りをしている選手もいます。
素振りで使用するバットは結局どんなバットが一番良いのか?
今回はそんな野球の素振りで使用するバットについていろいろと紹介していきたいと思います。
素振りで使用するバット
あくまでこれは私の個人的な意見ですが、素振りで使用するバットは
・普段使うバット
・プラスチックバット
・ノックバット
この3つがおすすめです。
また、使用者が多いマスコットバットを素振りで使用するのはマスコットバットでの素振りは効果がないからやめるべき!で紹介していますが私はおすすめしません。
基本的には普段使うバットのみでの素振りで問題はないです。
あとの2つは+αと言いますか、そのような感覚で行う程度で良いかと思います。
それではこれら3つについてそれぞれ説明をしていきます。
普段使うバットでの素振り
これに関しては説明するまでもないと思いますが、試合や練習で使うバットで素振りをしたほうが、実戦とより近い感覚でバットを振れるでしょう。
関係ないと思う人もいるかもしれませんが、バットの重心の位置や1センチほどの長さの差、ほんのわずかな重さの差、もっと言えばグリップが少し違うだけでも振った時の感覚はかなり変わります。
素振りであれば金属バット、木製バットどちらにしても実際にボールを打つわけではないので弾きが悪くなったり、木に負担がかかるということもないです。
個人的には試合で使うバットで素振りをするのが最も理想だと思います。
プラスチックバットでの素振り
プラスチックバットでの素振りは個人的にはすごくおすすめです。
なぜおすすめなのかを説明するために、素振り時の使用者が多いマスコットバットと比較してみます。
まずマスコットバットのように重たいバットを使用すると、スイングが崩れる原因になりますし、変なクセがついてしまう可能性も出てきます。
もちろん、マスコットバットでも自分がしっかりとスイングできる重さの物を使用しているのであれば良いのですが、皆が皆そういうわけではないでしょう。
その点、プラスチックバットはものすごく軽いのでフォームが崩れることはまずないですし、むしろフォームやスイングの確認という点においては最も優れたバットと言っても良いくらいだと思います。
そして、スイングスピードを上げるためにマスコットバットを使用を使用している人がものすごく多いですが、これは大きな間違いです。
マスコットバットを振ったからといってスイングスピードが急に早くなることはないですし、むしろ遅くなるという選手もかなり多いです。
マスコットバットなどの重たいバットを振った直後に普通のバットで振るとスイングが早くなったと感じるのは、普段のバットが軽く感じるため、スイングが早くなったと脳が錯覚しているだけで、実際にスイングスピードを計測すれば分かりますが、微量の変化はあるかもしれませんが、自分が思っているほど早くなることはまずないです。
ちなみに、プラスチックバットでの素振りによってスイングスピードが上がりやすくなるというのは科学的にも証明されています。
これだけ見てもプラスチックバットを素振りで使用するべきというのをお分かりいただけると思います。
フォームも崩れず、かつスイングスピードもあがるのであればバッティングの上達につながるのは間違いないでしょう。
ただ個人的な意見ですが、プラスチックバットでの素振りは効果はありますが、やりすぎてもあまり意味はないです。
普通のバットでの素振りの前後や間に数10回程度行うのがベストだと思います。
ノックバットでの素振り
ノックバットでの素振りを取りれている選手も結構多いです。
ノックバットを使用することでヘッドが走る感覚と打つポイントが非常に分かりやすくスイングができます。
この点は他のバットでは分かりにくいですのでノックバットでの素振りの最大のメリットと言えるでしょう。
ただ人の感覚というのは繊細です。
ヘッドが走る感覚などは非常に分かりやすいですが、ノックバットは細長く、当然試合で使用するようなバットとは振った感覚も全然違います。
ですのでヘッドが走る感覚と打つポイントをしっかりと出来ている選手はノックバットでの素振りはあまり効果はないですし、やる必要はないです。
プラスチックバット同様数10回程度ヘッドが走る感覚などの確認という意味で行うくらいがベストだと思います。
その他のバットでの素振り
これらのほかに素振りで使用するバットとしておすすめなのがスピードヒッターというものです。
正確に言うとボールを打つようなバットではないのですが、バットのような形をしており、素振りをするために作られたバッティング練習器具です。
通常のバットの打つ部分にボールが移動するようについており、スイングをするとそのボールがグリップからヘッドに向かって動く仕組みになっています。
このスピードヒッターですが、アメリカのプロ野球球団などの多くのチームや選手が使用していることでも有名です。
このスピードヒッターにはまずスイングスピードを上げる効果があり、それは数字としても表れています。
他にはボールの移動による音や動きによって正しいインパクトの位置やボールを打つタイミングが素振りをするだけで非常に分かりやすく身につけることができます。
また効果はたったの6スイングで表れるとも言われており、時間も場所も選ばず使用できるのも非常におすすめのポイントです。
詳しくは↓のショップジャパン公式サイトからスピードヒッターと検索すると説明があります。
プロ球団の選手も多く使用しており、数字として効果が表れている素振り用練習器具です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は野球の素振りで使用するバットについていろいろと紹介させていただきました。
記事中でも紹介したように、素振りはやり方さえ間違えなければ非常に効果的な練習メニューです。
使用するバットで効果がなくなってしまったり、打てなくなる原因にもなり得るのもまた、素振りという練習メニューです。
最も基本と言われ、多くの選手が当たり前のようにやっている練習メニューだからこそ他の選手と差をつけるチャンスです。
せっかく素振りを行うのであれば意味のある練習にしていきましょう。
たった7日で打率を上げる練習
たった7日で打率を上げる方法ことができるのか?
もちろんそれは難しいことですが、もし7日間必死に一生懸命練習を続けることができる人なら可能です。
バッティングとは非常に難しいイメージが強いものですが実際は意外とシンプルで基本的な部分をしっかりと理解し、身に着けることで打率は上がります。
その基本的な部分というのは知っているか知っていないか、ただそれだけの差です。
バッティングには上達、打率を上げる妨げになる要素がが7つあります。
それが
・肩に力が入っている
・ボールを待てない、打ちに行ってしまう
・体の開き
・体が突っ込んでしまう
・バットが悪い形で下から出る
・スイングが外回りしてしまっている
・バットが出てこない
この7つです。
バッティングにおいてまず大切なのは基礎を作ること、基本的なスイングを身に着けることです。
これが出来ずにいろいろな技術などを身に着けようとしたり、取り入れようとしても基礎となるスイングが正しく出来ていないとなかなかバッティング上達にはつながりません。
そしてこの7つの要素に焦点を集中させることで、7日間で正しい基礎となるスイングを身に着けることが出来ます。
もし、あなたが本当に打率を上げたい!今よりも良い打者になりたいと思うのであれば7日間本気でバッティング練習に取り組むことで、それに必要なバッティングの基本的な部分とバッティングに必要な技術を身に着けることができます。
野球選手であればしっかりと練習に取り組めるということが条件ですがどんな選手でも大丈夫です。
特にまだ基礎が身についていないお子さんを持つ親御さんなどには指導の役に立つと思います。