野球 素振りは意味がないのか?使用バットや効果なども解説
野球のバッティング練習の中でも基本と言われ、やっている人が多いのが素振りです。
そんな素振りですが実は意味がないという意見がものすごく多いんです。
実際、野球の本場アメリカでは素振りが練習メニューという考え方がなく、素振りを練習メニューとして取り入れている選手はほとんどいないと言われています。
日本ではチーム全体で素振りの回数を決めて練習メニューとして行っているチームも多いですし、当然自宅での自主練習として素振りを毎日している野球選手は多いです。
日本ではバッティング練習の基本と言われることが多いですが、反対に素振りは意味がないという理由で全く素振りを行わないというチームや人もいます。
さて、そんな素振りですが実際のところ意味がないのか?素振りをやる理由とは?
今回は素振りは意味がないのかどうかなどについて紹介していきます。
素振りは意味がないのか?
ではまず素振りは意味がないのかどうかについて私個人の意見を紹介していきます。
私の意見を先に言ってしまうと、個人的には素振りは意味のあるバッティング練習だと思っています。
ただ、チーム全体で数を決めて素振りを決めて行ったり、ただなんとなく素振りをしているという場合は意味がないとは言いませんがあまり効果がないと思います。
要は意識や目的、素振りを行う理由のようなものを自分の中で明確にして行う事が出来れば素振りは非常に効果があるバッティング練習だと思います。
先ほども言ったようにチーム全体でこれだけ振るぞ!というように数を決めて振るというのは自分のペースで振ることができませんし、数を振ることが目的になってしまいがちです。
それと、意外と多いのが素振りをとりあえず、何となく毎日している人です。
私自身が小学生の頃そうだったのですが、野球人なら毎日素振りをするのは当たり前というようなことを親に言われていたこともあり、特に意識もせず毎日素振りをしていました。
このような素振りでは意味がないと言われても私も納得できます。
と、いろいろと紹介しましたが要はしっかりと目的をもって素振りをすれば素振りは意味のある練習であるということです。
効果のある素振りのやり方や回数について
では次に、どういった素振りをすれば効果があるのか?また回数はどのくらい振れば良いのか?などについて紹介していきたいと思います。
まずは効果のある素振りのやり方から紹介していきます。
素振りをする目的というのは私はバッティングフォームを固めることとヒットやホームランなどの打ち方を感覚として体の身に着けることだと思っています。
素振りの最大のメリットと言いますか、他のバッティング練習と差別化できる部分がピッチャー像をイメージで作り上げることができるということです。
各コースやいろいろな球種や球筋、右投げか左投か、細かいところまで上げればきりがないのですが言ってしまえばどんなピッチャーもどんな球も球種も想像で作り上げることができます。
例えばですが、インコースの球をどうやったらヒットにできるのかを素振りの中でイメージしていきます。
何度も想像の中のピッチャーにインコースに投げさせます。
おそらく素振りの中でヒットを打てた時のイメージ打てなかった時のイメージがあると思いますが打てるイメージを感覚として体に何度も覚えさせます。
この時はまだ感覚で良いんです。
これを各コース各高さ、いろいろな球種の打ち方を感覚として体に覚えさせます。
あとは実際にボールを打つフリーバッティングなどのバッティング練習でそういった感覚と実際とのズレを微調整していき感覚をより実践的なものにしていきます。
初めから実際のボールを打ったほうが良いのでは?という意見もよくあります。
これに関しては先ほども言いましたがやはり想像でどんな球でも何度でも打てるという素振り最大のメリットもありますし、感覚として体に覚えさせるということをやっておくと、実際にそういった状況でその通りのパフォーマンスもしやすくなると思っています。
続いては素振りの回数についてですがこれに関しては正直正解はないと思ってます。
ただ先ほど紹介したようにいろいろなコースをヒットを打てるイメージができるように素振りをしているとだいたい100〜200回あたりは自然と振っていると思います。
それにあらかじめ回数を決めてしまうと、その回数振ることが素振りの目的になってしまい、素振り本来の意味がなくなってしまうこともあります。
また、ものすごい数の素振りをするのもあまり意味がないと思っています。
もちろんすべてのスイングを高い意識を持ちながら、全力で振ることができるのであれば1000回振ったらそれは素晴らしいことだと思いますが、実際そこまでの集中力を維持するのは難しいですし、1000回全力で素振りをするのは体力的にも厳しいと思います。
回数に関しては個人差があると思いますが、ポイントとしては自分がしっかりとスイングできる回数、納得ができるスイングができたかどうかと言うような点だと思います。
素振りに使用するバットは何が良いの?
では素振りに使用するバットは何が良いのか?
これは結構人によって考え方が変わるでしょうし、人によって素振りで使用するバットは様々です。
私としては素振りだからと言って、特にバットを変える必要はないと思っています。
ですが、素振りに何を求めるかによって使用するバットを変えると言うのは別に構わないと思っています。
例えば素振りをすることでヘッドスピード、スイングスピードを早くしたい!
こういった目的で素振りをするならば
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このようなスイングスピードを早くすることに特化したトレーニングバットを使用するのは良いですよね。
ただ素振りを今回紹介してきた内容のように、フォームの確認や、コースや球種などをイメージしてスイングする練習として行うのであればバットは普段使うバットで十分ですし、むしろそれが一番良いかと思います。
考えてみれば当たり前ですが、フォームの確認やコースなどによって打つスイングを確認するのであれば試合で使うバットと同じものの方が感覚はより近いですよね。
よく素振りの時だけマスコットバットや、重たいバットで素振りをする人がいますが個人的にはあまりお勧めは出来ません。
マスコットバットであっても、やや重いくらいでしっかりと自分のスイングが出来るのであればまだ良いです。
先ほど言った回数を振って疲れた状態でたくさん振っても変なスイングの癖がつくだけというのと同じことです。
また、重たいバットを振ることでスイングスピードが早くなるという認識で素振り時にマスコットバットを振っている人も多いですが、これはそもそも間違いで、マスコットバットを振ってもスイングスピードは早くなりません。
マスコットバットでの素振りは効果がないからやめるべき!でも説明していますが、重たいバットで素振りを行ってもスイングスピードは早くなりませんし、むしろ遅くなることの方が多いです。
その他にも明らかに重たい、振れないバットで素振りをすればケガなどの危険も出てきます。
そういった点からも素振りは基本的には試合で使うバットを使用するのが理想的ですし、一番効果があると思っています。
ですが試合で使うバットを毎日たくさん振るとグリップなども消耗してしまうので、それが気になるという人は重さや長さが試合で使うバットと近い木製バット、またはチームにある他のバットを使用すると良いかと思います。
どんなバットを素振りで使うにしても、しっかりとそのバットを使う目的と効果を理解したうえで使うようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は素振りは意味がないのかどうかについていろいろと紹介させていただきました。
素振りは非常に意味があり、効果的なバッティング練習だと私は思っています。
せっかくやるなら素振りを意味のある練習にしてはどうでしょうか?
素振りを意味のある練習にするかどうかは自分次第だと思います。
素振りを効果的に行い今よりも良いバッターを目指してください。
たった7日で打率を上げる練習
たった7日で打率を上げる方法ことができるのか?
もちろんそれは難しいことですが、もし7日間必死に一生懸命練習を続けることができる人なら可能です。
バッティングとは非常に難しいイメージが強いものですが実際は意外とシンプルで基本的な部分をしっかりと理解し、身に着けることで打率は上がります。
その基本的な部分というのは知っているか知っていないか、ただそれだけの差です。
バッティングには上達、打率を上げる妨げになる要素がが7つあります。
それが
・肩に力が入っている
・ボールを待てない、打ちに行ってしまう
・体の開き
・体が突っ込んでしまう
・バットが悪い形で下から出る
・スイングが外回りしてしまっている
・バットが出てこない
この7つです。
バッティングにおいてまず大切なのは基礎を作ること、基本的なスイングを身に着けることです。
これが出来ずにいろいろな技術などを身に着けようとしたり、取り入れようとしても基礎となるスイングが正しく出来ていないとなかなかバッティング上達にはつながりません。
そしてこの7つの要素に焦点を集中させることで、7日間で正しい基礎となるスイングを身に着けることが出来ます。
もし、あなたが本当に打率を上げたい!今よりも良い打者になりたいと思うのであれば7日間本気でバッティング練習に取り組むことで、それに必要なバッティングの基本的な部分とバッティングに必要な技術を身に着けることができます。
野球選手であればしっかりと練習に取り組めるということが条件ですがどんな選手でも大丈夫です。
特にまだ基礎が身についていないお子さんを持つ親御さんなどには指導の役に立つと思います。