バッティングセンターでの練習は効果がないって本当?
バッティングの練習施設としてバッティングセンターというものがありますよね。
バッティングマシーンが複数台設置されており、決めらた球数が自動で投げられ、それを打つという練習ですね。
バッティングセンターはバッティング練習の1つですし、何より1人で正面から投げてくる球を打ち返せる練習が出来るというのはバッティングセンターの魅力の1つです。
ですが一方で
バッティングセンターは効果がない
バッティングセンターは意味がない
なんてよく言われるのも事実です。
果たしてバッティングセンターでの練習は効果がないのか?
そこで今回はバッティングセンターの効果などについて紹介をしていきたいと思います。
バッティングセンターは効果がないのか?
では今回のテーマであるバッティングセンターは効果がないのかについて。
結論から言いますとバッティングセンターは効果がないわけではないです。
バッティングセンターで練習をすることでどのくらい効果があるかは人によって変わりますが、少なくともバッティングセンターで練習すると効果がない、打てなくなるなんてことはないと思います。
毎日のようにバッティングセンターに訪れ、130キロのボールをいとも簡単に、完璧に打ち返す小学生がいたそうです。
それがあのイチロー選手だったという話は有名ですよね。
イチロー選手にとって小学生時代毎日通ったバッティングセンターがどれだけバッティングの上達に効果があったかは分かりません。
ですが少なくとも世界一のヒットメーカーと呼ばれる選手になったイチロー選手を見れば、意味がない、効果がないとは言いにくいですよね。
もちろん理由があってバッティングセンターであえて練習をしないという人もいるでしょうし、私も絶対にバッティングセンターで練習すべきだ!ともいうつもりはないですし、絶対に効果があるとも言い切れません。
ただ、何もしないよりは目的を持ってバッティングセンターで練習をする方がバッティングの上達に効果があることは間違いないと思います。
バッティングセンターが効果がないと言われる理由
なぜバッティングセンターでの練習が効果がないと言われることが多いのか。
一般的に言われているのはマシーンの球をいくら打っても意味ないし、効果がないということです。
確かにこれは一理あると私も思います。
バッティングセンターにあるバッティングマシーンというのは球速や球種はあらかじめ分かっており、高さなども自身で調整が出来ます。
言ってしまえばどのタイミングでどのコースにどんな球が来るかが分かっている状態でバッティングをするということです。
そんな球をいくら打っても効果はないし、打てて当たり前だよね?というのがバッティングセンターを効果がないという人の意見だと思います。
また、コースや球速さえ分かっていればバッティングフォームやスイングはある程度適当でも打ててしまうことも多いです。
それを良いバッティングと勘違いしてしまい、変なフォームが身についてしまい、実際のピッチャーのたまには全然対応が出来なくなるなんて例もあります。
実際のピッチャーはコースや球種は毎回違いますし、そもそもそうならないないように投げています。
同じストレートにしたってピッチャーによって球筋、球速、伸びだって様々です。
良く悪くも、バッティングセンターの球はこういった理由から効果がないと言われてしまうんですね。
バッティングセンターの効果的な使い方
さて、ここまでバッティングセンターについて効果がないということの方が多く紹介していますが、バッティングセンターにだってメリットはありますし、それをうまく活かして練習すれば効果のあるものになります。
先ほど良くも悪くも、という表現をしましたが一定の球しか投げられないというのはバッティングセンターのデメリットでもありメリットでもあります。
例えば、普通の立ち位置なら真ん中になる球が来るのであれば、自分がやや外寄りに構えれば球はアウトコースに来ますよね。
このように実際にピッチャーが投げるとどうしても正確なコントロールを毎球続けるのは難しいですが、バッティングセンターであれば簡単ですよね。
それをうまく活用し、あるコースを打つ練習を集中して行ったり、苦手なコースの克服のためにバッティングセンターを使っても良いですよね。
また、自分のスイングの確認作業としてもバッティングセンターは効果的です。
例えばアウトコースが打てなくなったと感じる選手がいた場合、スイングのどこがおかしいのかを探すかと思います。
そうは言ってもやはり実際にボールを打ってみないことには何がいけないのかが分かりにくいこともあるでしょうし、ピッチャーに投げてもらうにも人手もいりますし、それこそ先ほども言ったようにコントロールの問題も出てきます。
その点バッティングセンターなら自分1人で練習が出来ますし、実際に正面から来る球を打つことで確認作業としては文句のない環境だと思います。
また、もちろんマナーとして足元などに残ってしまったボールは前に出すということは必要ですが、基本的に打つだけでよく、球を拾ったりなどもしなくていいので効率の良さもバッティングセンターの良さですよね。
他に、バッティングセンターの効果的な使い方としてこの効率の良さを活かしてボールをたくさん打つというのも良いと思います。
特に少年野球頃の選手ですと、まだスイングが固まっていなかったり、ボールを打ち返すということ自体がまだまだうまく出来ないという選手も多いです。
そういった時に効率よく、しっかりとボールを打つ練習としてや、スイング動作を体でしっかりと覚えるという練習として効果的だと思います。
強いスイングをするためにはまずバットをしっかりと振ることが大切です。
その中で実際にボールを打ちながら効率よく数を振れるバッティングセンターは効果があると思います。
他にも、ある目的をそれぞれが持ってバッティングセンターを活用すれば効果のある練習になると思います。
特に目的はないけどバッティングセンターで練習をする、そしてそこで良いバッティングが出来たからOKというような感覚でバッティングセンターを利用すると効果はあまり期待できないかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はバッティングセンターは効果がないのか?という点について紹介をさせていただきました。
記事中でも紹介した通り、バッティングセンターは効果がないという意見も理解は出来ますが、目的をもって利用すれば効果がある練習にもなります。
バッティングセンターのメリットは何か。
そして自分のバッティングに今足りないものは何か。
これらを踏まえてバッティングセンターを利用すれば効果のある練習になるでしょうし、バッティングの上達にきっとつながると思います。