バッティング 下半身の動きを正しく身につける練習を紹介!
バッティング時の下半身の動きをしっかりと理解できていますか?
下半身で打て、下半身を使って打て、下半身の動きを意識しろ
このような指導を耳にすることが多々あります。
これに関しては特に否定するつもりも肯定するつもりもないです。
バッティングに絶対に下半身の動きが必要か?と言われるとそうとも言えないです。
ですが下半身の動きを正しく身につけることが出来ればそれは間違いなくバッティングに活きてきます。
ですのでこれに関しては下半身の動きを身につけるべきだ!とはあまり言わないように私はしています。
ですが、間違った形下半身の動きを身につけてしまっている場合は話は別です。
下半身の動きを身につけるのはどちらでも良いと言いましたが、間違った形で身につけてしまうと、それは打てなくなる原因になります。
下半身の動きをバッティングに取り入れるのであれば正しく身につけることが必要になります。
今回はそんなバッティングにおける下半身の動きを正しく身につける方法などを紹介していきたいと思います。
回転式のイスを使う
まずは正しい下半身の動きとはどんな動きかを知るために回転式のイスを使用します。
クルっと1回転できる回転式のイスを用意してください。
理想を言えば背もたれやひじ掛けなどがないイスが良いですが、なければそれでもかまいません。
この回転式のイスを使い何をするのか。
まずは普通に座り、足を実際のバッティング時の構えと同じ位置、幅に置きます。
この状態でバットを握りスイングをしてください。
この時、下半身の動きがうまくできない選手や、下半身を使ったスイングができていない選手はイスがあまり回転せず、上半身のみでスイングしてしまいます。
イスに座った状態ですと、上半身だけでスイングするのは本来やりにくいのですが、下半身の動きを知らないのでこういった形になります。
では正しい動きを説明します。
このイスに座った状態でのスイングでは、上半身は何も意識しなくていいです。
回転するイスの動きに合わせて下半身を動かすことを意識してください。
イメージは下半身が回転し、それにつられるように自然と上半身が動く感覚です。
もちろん、これはあくまで感覚でしかないですが、まずは下半身の動きとは何か?どういったものかを知ることが大切だと思います。
そういった点では回転式のイスを使ったこのメニューは下半身の動きをの感覚を分かりやすく身につけることが出来ます。
イスに座りスイングをし、下半身の動きが分かるようになったらそのままイスに座った状態でティーバッティングを行ってみてください。
意識すべきことはこれまでと同じです。
イスに座った状態でも下半身の動きを意識することで強い打球は打てます。
逆にここで強い打球が打てないという場合はまだ下半身の動きが身についていない、間違った形で身についてしまっているということです。
ティーバッティング
続いてはティーバッティングをすることで下半身の動きを身につけていきます。
ここで言うティーバッティングは普通のティーバッティングとはやり方が少し異なります。
まずは両肘を脇腹につけた状態でバットを握り、体の前に位置させます。
これから先、両肘は脇腹から決して離さないことを意識してください。
あとはこの状態でティーバッティングを行うだけです。
注意点が2つあります。
1つ目はボールを打つ際に振りぬいてはいけません。
多少スイングの勢いで打った後に振り抜いてしまうかもしれませんが意識としてはバットにボールが当たる瞬間にバットを止めるイメージです。
2つ目は上半身は使わなないで下さい。
上半身はバットを体の前に位置させた状態で固定させてください。
下半身の動きだけでバットでボールを打つのがこの練習の最大の特徴です。
さて、この練習にはどのような効果があるのか?
これに関しては実際にやっていただいた方が分かりやすいと思いますが、この練習は下半身の動きが身についていない選手がやるとまったく打てません。
そもそもバットにまともに当たらない選手もいますし、こすったような弱い当たりしか打てない選手も多いです。
上半身を固定している分、下半身の動きしか、ボールを打つためには使うものはないです。
この状態で強い打球を打つには下半身を正しく使うことが求められ、かつ下半身からバット、ボールへと力をうまく伝えることが必要になります。
イメージは先ほども回転式のイスを使った練習とさほど変わりません。
ただこの練習では腕の力に頼ることが出来ない分回転式のイスでのティーバッティングより難しくなります。
下半身の動きだけでなく、どのように下半身からボールに力を加えることが出来るか。
これを身につけるのがこの練習の目的です。
まずは近い距離のネットに向かってで良いですので下半身の動きを意識しながらボールを打ってみて下さい。
徐々に徐々に強い打球を打つことを意識しながら下半身の動きを身につけていきます。
ネットに向かってある程度強い打球が打てるようになったら、同じやり方でロングティーの形式で同じことを行ってください。
ネットに向かってではなくより遠くへ飛ばすことを意識してみて下さい。
ここまでくると、おそらく下半身の動き1つでボールに加えることの力が全然違う事、ボールを飛ばすのがこんなにも簡単なのかと気づくようになると思います。
ちなみにこのティーバッティングですが、上半身の力を全く使わずとも、外野の頭を越えるような打球を打つ選手もいます。
それだけ下半身の動きでボールに伝わる力も増えるということです。
他におすすめのティーバッティングとして歩き打ちという練習方法を紹介します。
やり方は簡単で2,3歩歩いてからボールを打つという練習です。
最後の一歩は軸足にして、そのままの流れでスイングに入ります。
トスをする人はそのタイミングを見ながらうまくトスをしてあげて下さい。
この練習の意味というのは歩く流れでそのままボールを打つことで軸足から体重が移動する感覚が分かりやすく、スムーズに行いやすいということです。
人間は当たり前のように歩いていますが、そのなかで体重の移動を行っています。
その人間の自然な動きの中からバッティングに必要な体重移動を分かりやすく身につける練習としてこの歩き打ちというのはおすすめです。
出来れば歩いてからボールを打つティーバッティングの形が理想ですが、出来ない状況であれば歩いてからの素振りでも問題ないです。
家で素振りをするときや、1人で練習をするときなどは歩いてから素振りをするだけでも十分効果的な練習です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はバッティング時の下半身の動きについて紹介させていただきました。
最初にも言いましたが下半身の動きは必ず必要というわけでもないですが、身につけることでパフォーマンスの向上に大きくつながるのは間違いないです。
ですが間違った形で身につけてしまうとかえって打てなくなる原因になりますし、変なクセがついてしまったらそれを直す手間もかかります。
下半身の動きは正しく身につけることが大切ですし、それが絶対条件ともいえるでしょう。
もしよかったら今回紹介した内容を参考にしてみてください。
たった7日で打率を上げる練習
たった7日で打率を上げる方法ことができるのか?
もちろんそれは難しいことですが、もし7日間必死に一生懸命練習を続けることができる人なら可能です。
バッティングとは非常に難しいイメージが強いものですが実際は意外とシンプルで基本的な部分をしっかりと理解し、身に着けることで打率は上がります。
その基本的な部分というのは知っているか知っていないか、ただそれだけの差です。
バッティングには上達、打率を上げる妨げになる要素がが7つあります。
それが
・肩に力が入っている
・ボールを待てない、打ちに行ってしまう
・体の開き
・体が突っ込んでしまう
・バットが悪い形で下から出る
・スイングが外回りしてしまっている
・バットが出てこない
この7つです。
バッティングにおいてまず大切なのは基礎を作ること、基本的なスイングを身に着けることです。
これが出来ずにいろいろな技術などを身に着けようとしたり、取り入れようとしても基礎となるスイングが正しく出来ていないとなかなかバッティング上達にはつながりません。
そしてこの7つの要素に焦点を集中させることで、7日間で正しい基礎となるスイングを身に着けることが出来ます。
もし、あなたが本当に打率を上げたい!今よりも良い打者になりたいと思うのであれば7日間本気でバッティング練習に取り組むことで、それに必要なバッティングの基本的な部分とバッティングに必要な技術を身に着けることができます。
野球選手であればしっかりと練習に取り組めるということが条件ですがどんな選手でも大丈夫です。
特にまだ基礎が身についていないお子さんを持つ親御さんなどには指導の役に立つと思います。
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