マスコットバットでの素振りは効果がないからやめるべき!
マスコットバットというものをご存知でしょうか?
知っている方が多いと思いますが簡単に説明します。
マスコットバットとは主に重さのあるバットのことです。
よくネクストバッターサークルにあるバットですね。
そんなマスコットバットですが実は素振りで使用するのは効果がないし、やめたほうが良いとまで言われることがあります。
本来マスコットバットとは素振りのために作られたと言われていますが、それなのになぜ意味がないと言われるのでしょうか?
ではなぜマスコットバットというものが存在するのか?
マスコットバットの効果とは?
今回はそんなマスコットバットによる素振りの効果などについて紹介していきたいと思います。
マスコットバットでの素振りは意味がない?
ではマスコットバットでの素振りは意味がないのか?
これに関しては結論から言えば、何を目的としてマスコットバットを使用するかによって変わります。
例えば、打席に入る前に重めのバットを振っておき、打席で使うバットを少し軽く感じるようにしたい。
この目的で使うのであれば、重いバットを振った後に軽いバットを使うと普段よりも軽く感じますよね。
なので目的を果たせているという点では意味があると言えると思います。
ただし、マスコットバットはは素振りで使う人が多く、そしてその多くの人はスイングスピードを上げるためにマスコットバットを振っています。
はっきり言ってこれは意味がないですし、むしろ逆効果です。
重たいマスコットバットを使った後に普段使うバットを使うと当然軽く感じますよね。
そしてバットが軽くなったと感じる分スイングスピードも早くなったと感じてしまいます。
これが大きな間違いで、そもそもマスコットバットで素振りをした後に普段使うバットを振ってもスイングスピードは早くなりませんし、むしろ遅くなることの方が多いと科学的にも証明されています。
マスコットバットを振った後にスイングスピードが早く感じるのは、バットが軽くなったと感じ、普段のスイングとの誤差を脳が錯覚しているだけなんですね。
そして、マスコットバットを振っている時の体の使い方、スイングは普段使うバットよりも重いので遅くなりますよね。
それを体が覚えてしまい、スイングスピードが遅いスイングが身についえてしまうことの危険の方が高いんです。
ですので多くの人がスイングスピードを上げるためにマスコットバットで素振りをしていますが、スイングスピードが早くなったと感じるのはただの錯覚であり、むしろ遅くなっている、そしてそのスイングを体に自ら覚えこませてしまっている危険があります。
またそれ以外でもただ重いバットで振るということだけに意識がいき、全然扱えないような重さのマスコットバットを振っていたり、そんなバットを形がめちゃくちゃなスイングで思い切り何回も振ってしまえばスイング自体も大きく崩れてしまいます。
こういったマスコットバットの使い方ですと、意味のない練習になってしまいます。
マスコットバットを使う時は
「なぜマスコットバットを使うのか?」
「マスコットバットを振ることでどんな効果を得たいのか」
こういった点を考えたうえで使うことが大切ですし、そうでないとマスコットバットでの素振りは全く意味のないものになってしまいますよ。
ケガの危険もあります
マスコットバットでの素振りは意味がないあるだけの話だけでなくケガの危険性もあります。
重いバットを振ることで普段使うバットが軽く感じるようにするためにマスコットバットで素振りをたくさんしたり、スイングスピードを上げるためにマスコットバットで素振りをたくさんする人は多いです。
そしてそういった人の中には、とにかく重たいマスコットバットを使いたがるという人も少なくないんです。
自分の扱えない重さのマスコットバットを使ってしまうと、スイングに変なクセがつくだけでなく体への負担も大きくけがの原因にもなります。
マスコットバットでのケガで多いのは全然振れないような重さのバットを振り、腰を痛めてしまうという選手は多いです。
マスコットバットは完全に悪なのか?
ここで一つ言っておきたいのはマスコットバットを完全に否定しているわけでないです。
使い方によってはバッティングに活きてくる道具だと思っています。
ではマスコットバットはどのように使用すればいいのか?
まずは何度も言うようにマスコットバットをなぜ使うのかという目的と意味を持つことです。
先ほども言いましたが、スイングスピードを上げたいと言って重たいマスコットバットを素振りをしているとそれは効果がないです。
私自身の場合ですとマスコットバットはネクストバッターサークルでストレッチ感覚で全身を使ってマスコットバットの重さを活かして遠心力で体全体のストレッチのつもりで使用していました。
私が行っていたこのストレッチは、重たいマスコットバットだからこそより効果的なことです。
本来の使い方とは違う?かもしれませんが目的によってはマスコットバットは効果がないものでは決してないです。
他にはマスコットバットの重さに慣れたいというのが目的で思い切り振るんではなく、軽く数回だけ振ってみるくらいならスイングは崩さず重さに慣れることも可能です。
それとマスコットバットにもいろいろな重さがあります。
先ほどマスコットバットでの素振りはおすすめできないと言いましたが、自分のフォームでしっかりとバットを振れる程度の重さだったら問題ないと思います。
私はやっていたことはないですが、自分のフォームをしっかりと出来る範囲の重さであれば悪影響はないと思います。
バッティングに必要な筋力はバッティングで身に着けることが私は理想だと思っているのでそういった意味では効果的かもしれません。
なのでマスコットバットで素振りもしくはティーバッティングなどを行うのでしたら重さには十分に気をつけましょう。
マスコットバットを振ってスイングスピードを上げるというのは良くありませんがしっかりと目的を持って使用すればマスコットバットは悪ではありません。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はマスコットバットでの素振りは意味がないのか?というテーマでいろいろと紹介をさせていただきました。
マスコットバットは効果や意味がないものではないですが使用法によっては効果がないものになってしまいます。
特にマスコットバットで素振りをしている人は重さをしっかりと考えないと本当に意味のない素振りになってしまいます。
マスコットバットを使う意味と目的をしっかりと理解してさらなる打撃向上に努めて下さい。
ちなみに、もしスイングスピードを上げたいようでしたらプラスチックのバットでの素振りを私はおすすめしています。
重たいバットではなく、軽いバットで素振りをすることで、早いスイングをするときの体の動き、スイングを覚える方が実はスイングスピードが上がりやすいというのは科学的にも言われています。
詳しくはサイト内のこちらの記事で紹介していますのでよかったらご覧ください。
たった7日で打率を上げる練習
たった7日で打率を上げる方法ことができるのか?
もちろんそれは難しいことですが、もし7日間必死に一生懸命練習を続けることができる人なら可能です。
バッティングとは非常に難しいイメージが強いものですが実際は意外とシンプルで基本的な部分をしっかりと理解し、身に着けることで打率は上がります。
その基本的な部分というのは知っているか知っていないか、ただそれだけの差です。
バッティングには上達、打率を上げる妨げになる要素がが7つあります。
それが
・肩に力が入っている
・ボールを待てない、打ちに行ってしまう
・体の開き
・体が突っ込んでしまう
・バットが悪い形で下から出る
・スイングが外回りしてしまっている
・バットが出てこない
この7つです。
バッティングにおいてまず大切なのは基礎を作ること、基本的なスイングを身に着けることです。
これが出来ずにいろいろな技術などを身に着けようとしたり、取り入れようとしても基礎となるスイングが正しく出来ていないとなかなかバッティング上達にはつながりません。
そしてこの7つの要素に焦点を集中させることで、7日間で正しい基礎となるスイングを身に着けることが出来ます。
もし、あなたが本当に打率を上げたい!今よりも良い打者になりたいと思うのであれば7日間本気でバッティング練習に取り組むことで、それに必要なバッティングの基本的な部分とバッティングに必要な技術を身に着けることができます。
野球選手であればしっかりと練習に取り組めるということが条件ですがどんな選手でも大丈夫です。
特にまだ基礎が身についていないお子さんを持つ親御さんなどには指導の役に立つと思います。
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