たったの7日で打率を上げるバッティング練習とは?
もしたったの7日で打率を上げることが出来ると言われたらどうでしょうか?
おそらくほとんどの方は「そんなわけがない」と思うはずです。
バッティングとは非常に複雑な動作であり、球技の中で最も難しいのがバッティングであるという声も多くあがるほどです。
しかし、バッティングは実は意外とシンプルなことが多く、確かにプロ野球のトップ選手なったりするにはそう簡単にはいきませんが
基本動作
最低限必要なこと
こういったことさえ身につければ、打率をあげることは特にアマチュア野球では簡単であり、言ってしまえばアマチュア野球で打てる選手というのはこのバッティングでの最低限の基本動作が身についているかどうかの差が大きいです。
もちろん、トッププレイヤーになるには基本動作に加えて、より専門的な技術を身につける必要はありますが、どちらにしても基本が身につかない状態では先には進めません。
バッティングではそういった基本的なことを正しく理解し、身につけることが大事であり、そういった基本的な部分がバッティング上達に繋がっていきます。
そしてその基本的なことというのは
・肩に力が入っている
・ボールを待てない、打ちに行ってしまう
・体の開き
・体が突っ込んでしまう
・バットが悪い形で下から出る
・スイングが外回りしてしまっている
・バットが出てこない
この7つです。
これらを正しく理解し、改善していくことでバッティングは劇的に変わります。
今回紹介する練習メニューは元プロ野球選手が多くの選手の打撃を向上させた実績のある練習で、実践者の中には甲子園出場選手もいます。
そして、上記の7つのことを7日間、7つのステップで身につけることが出来る練習メニューを組んであります。
今回はそんな多くのアマチュア野球の強打者を育成したバッティング練習のレビューをしていきたいと思います。
ステップ1 肩の力が入りすぎている
まず改善すべきことが肩の力が入りすぎているということですが、アマチュア野球、特に小学生ですとまだまだ自分の体をうまく使いこなせない選手も多いです。
力を抜いて打ちなさい
こんな言葉をよく耳にしますが、小学生や野球を始めたばかりの選手ですと良くも悪くも言葉通りに理解してしまうことが多いです。
力を抜くと言っても打つ瞬間に力を抜いてしまってはボールに打ち負けてしまい打球は飛びません。
打つ瞬間だけに力を入れなさい
次にこう指導をするも体の使い方がまだ不十分ですと打つ瞬間のみに力を入れるという動作は意外と難しかったりしますし、そもそも脱力するということ苦手と言う選手は小学生に限らず高校や大学野球の選手にも結構います。
力を抜くというのはバッティングにおいて非常に重要なことですが、意外と難しく出来ない選手も多いということです。
しかし、ある事を意識しその方法で肩の力を抜くとあっさりバッティングに必要な脱力、力の抜き方が身についてしまいます。
そのある事を理解し身につけていくのが1日目のステップ1です。
ステップ2 ボールを待つ
2日目はボールを待つということを身につけていく練習です。
ボールを引きつけて打ちなさい
一度は耳にしたことがある言葉ではないでしょうか?
しかしボールを引きつけすぎてしまえば窮屈なスイングになってしまいますし、振り遅れてしまう原因にもなります。
先ほども言いましたが小学生頃の選手は良くも悪くも言葉をそのままの意味で理解してしまうことが多いです。
ボールを引きつけなさいと言えば、ボールを長く見てから振ってしまい、結果的に強い打球が打てず、自分のスイングも出来なくなってしまいます。
ボールを引きつけるというのは自分のスイング、ポイントの位置までボールを引きつけるという意味で単純にボールを良く見れば良いわけではないのです。
そして、このボールを引きつけるという動作もほんの少しの意識で簡単に改善が可能です。
元プロ野球選手ならではの意識や考え方であり、ボールを引きつけるというバッティングに必要な動作が非常に分かりやすく簡単に身につくことが出来ます。
こうして自分のタイミング、自分のポイントで打てるようになるためにボールを正しく引きつける練習をするのが2日目のステップです。
ステップ3 体の開き
体が開いているぞ
これもよく耳にする言葉ですよね。
体が開いてしまうとどうしても力をうまくボールに伝えきることが出来ません。
とはいっても体の開きは無意識に行ってしまう選手が多く、直せと言われて簡単に直るものでもないですし、「打ちたい」という気持ちが強い選手であればあるほど無意識に体が開いてしまうことが多いです。
3日目はこの体の開きを改善していく練習を行っていきます。
この練習はものすごく簡単で誰でも用意できるあるものを使用するだけで簡単に体の開きを改善できる練習メニューです。
ステップ4 体が突っ込んでしまう
先ほどの体の開きの原因にもありましたが、打ちたいという気持ちが強いと体が突っ込んでしまう原因にもなります。
体が突っ込んでしまうと軸がブレてしまい、ボールに対してしっかりと強いスイングも出来ませんし、ジャストミートしにくく、コンタクト率も下がってしまいます。
4日目はこの打ちたい!という気持ちはそのままで体が突っ込んでしまうスイングを矯正し、ボールを打ちにいかず、自分のタイミングで打てるスイングを身につける練習をしていきます。
体が突っ込むというのも無意識や、くせでやってしまっている選手が多いですが、非常に簡単な方法で矯正、改善が可能なメニューが組んであります。
5日目以降
5日目以降はここまでの4日間同様
・バットが悪い形で下から出る
・スイングが外回りしてしまっている
・バットが出てこない
これらについての改善方法と、練習メニューを行っていきます。
バットが悪い形で下から出てしまう原因となっている上半身と下半身の動きをそれぞれ簡単に改善する練習。
スイングが外回りしてしまういわゆるドアスイングを1日で改善するトレーニング、練習。
力強く、自分らしくバットを振れない選手が、力強いスイングを身につけるために必要なこと。
こういった点を重点的に5日目以降は身につけていきます。
これで7日間が経ち、バッティングに必要な基礎動作や打てない原因を作ってしまうスイングやクセの改善が完了します。
そしてこの7日間の練習で多くの強打者が育ったという実績もあります。
注意点
最後に注意点を少しだけ。
7日間でバッティングの基礎動作を身につけ、悪いスイングや動きを改善することは確かに可能です。
ですが当然7日間でその選手がバッターとして完成するわけではないです。
7日目以降もバッティング練習はさらなる上達には当然必要になりますし、あくまでこの練習メニューは強打者になるための最低限必要なバッティングを身につける練習です。
そしてこの7日間はバッティング練習に集中をすること、分かりやすく、簡単なメニューではありますが決して手を抜かないこと。
これは当然ではなりますが、7日で打率を上げるために最低条件になります。
楽してバッティングを上達させれるのであれば誰だってプロ野球選手になれてしまいます。
打てるようになりたい!レギュラーを取りたい!
また指導者側であれば
もっと打てる選手になってほしい!
また野球経験の少ない親御さんで
息子にどう指導をしてあげれば良いか分からない
このようにお考えであれば元プロ野球選手が教える7日で打率を上げるバッティング練習は非常におすすめです。
バッティングの上達につながる技術や練習はたくさんあり、様々な場所で様々な指導者によって意見や考え方も異なります。
そして多くの選手がそういった情報や練習を一気に取り入れようとしてしまいます。
それは決して悪いことではないですが、バッティングの上達にはまず
集中的に基礎を身につけること
これが大事になります。
細かい技術を身につけるにしても、そうでないにしてもどちらにしてもバッティングの基礎は身につけるべきですし、その方が結果的に身につくのも早いです。
また、選手によっては基礎のみで十分バッティングで周りから数歩リード出来る選手も多くいます。
基礎さえできればあとはより細かい技術を身につけていくことでより良い打者になれますし。そういった技術も基礎が身についてこそ活きてきます。
7日間のバッティング練習の詳細は↓で紹介しています。